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050/100 METALLICA「METALLICA」

ギリギリ月1更新を維持する形で。

本日の1枚は、通称「ブラック・アルバム」こと

Metallicaの5th「Metallica」です。


よく目を凝らしてやっとロゴと蛇が描かれていることがわかるジャケット。

その漆黒のジャケットが、このアルバムの音楽性をそのまま表現しております。

1曲目「Enter Sandman」からの重く、鋭く、力強い音楽。

それはたしかに地獄の底から響いてくるようなおどろおどろしさもありますが、

バンドとしての充実も、各メンバーのテクニックの巧みさも感じられる

そんな音楽でもありました。


1981年、ジェイムズ・ヘットフィールド(Vo、G)とラーズ・ウルリッヒ(Dr)が中心となって

結成されたこのバンドは、その活動の初期ではスラッシュメタルとしての

「速さ」を追求した楽曲をプレイし、高い支持を得ておりました。

何度かのメンバーチェンジ(初代ギタリストのデイブ・ムステインはメガデスを結成、

日本のテレビでおなじみのマーティ・フリードマンはこのメガデスのギタリストでした)を経て

このアルバム時のメンバーはジェイムズとラーズに

ギターのカーク・ハメット、ベースのジェイソン・ニューステッドという編成となっていました。


前作から3年の間隔をあけてリリースされたこのアルバムでは、

ギターの速弾きなどに代表される「速さ」から、

サウンドの持つ重みのあるグルーヴ感を重視するサウンドへと転換しました。

シリアスで、重く、暗く、それでいてパワフル。

この1か月後に発売されたNirvanaの「Nevermind」とともに

90年代前半ロックシーンの方向性を決定づけた重要な1枚でもあり、

今初めて聴いたとしても、胸の奥にずしん、と響いてくる音楽でもあるのです。



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ジャンル : 音楽

044/100 The Doobie Brothers「The Captain And Me」

7月1枚目、44枚目の紹介は

湿った日本の夏に聴きたくなる、からっとした暑さを感じる1枚、

Doobie Brothersの代表作「The Captain And Me」です。


1970年にトム・ジョンストン(Vo.G)、ジョン・ハートマン(Dr)、パトリック・シモンズ(G,Vo)、

デイブ・ショグレン(B)の4人によって結成されたこのバンド。

バンド名の由来は「マリファナ煙草」を表すスラングでした。

1stアルバムのリリース後、マイケル・ホサック(Dr)が加入、

ツインギター、ツインボーカル、ツインドラムというバンドが誕生することになります。

72年に「Listen to the Music」がシングルヒットすることでバンドの知名度が高まり

そして73年リリースのこの3rdアルバムから

「Long Train Runnin'」と「China Grove」の2曲が大ヒットすることで

バンドの人気は一気に高まります。

そして4th「What Were Once Vices Are Now Habits」からの

「Black Water」が初の全米No.1ヒットになったわけです。

しかし、ここから彼らは幾度ものメンバーチェンジと

ウェストコーストロックからAORへの音楽性の変化を行います。

その変化も好評となりましたが、82年に解散を選ぶことになりました。

・・・5年後の87年、チャリティのために再結成を行い

89年に正式に再結成、歴代メンバー中数名が亡くなるものの

いまでも活動を続けています。


さて、このアルバムでは、ウェストコーストロックの代表的なサウンドと言える

西海岸の太陽のように乾いたギターサウンドに、

太く男臭いジョンストンのヴォーカル、

そこにシンセサイザーサウンドが効果的に挿入され

太陽と土埃だけでないアメリカ西海岸のさまざまな表情を見せてくれます。

音楽的にもR&Bやファンク、カントリーの要素を貪欲に取り込み

「アメリカ土着の音楽」という風情を色濃く感じさせてくれます。


誰もが知っているであろう「Long Train Runnin'」の

イントロのカッティングギターの心地よい鳴り、

ブルースハープのパワフルな間奏・・・

これらの音像のもつ「男の世界」っぷりは

このアルバムを貫く世界観ではあるものの、

「South City Midnight Lady」ではロマンティックな部分も覗かせ

「Evil Woman」ではツェッペリンのようなハードロックっぷりも聴かせてくれます。

そして、アルバムを締めくくる表題曲「The Captain And Me」は

分厚く男臭いコーラスワークが美しく響くナンバーとなっており

それこそチャールズ・ブロンソンやチャック・ノリスのような

『THE 男』といった感じの空気で締めくくられる1枚であり

心の中に口髭と顎鬚、胸毛まで生えそうな勢いの男臭さが

このアルバムの最大の魅力であるのだなぁ、と

聴くたびに思わされる1枚でもあります。


日本のじめっとした梅雨や夏に、

アメリカ西海岸のからりとした爽やかな暑さを感じられる

ウェストコーストサウンドの魅力を

ぜひ体感していただければ・・・と思います。



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ジャンル : 音楽

040/100 Emerson,Lake & Palmer「Tarkus」

ずいぶん間隔が空いてしまいました。

40枚目のセレクトはエマーソン・レイク&パーマーの代表作「タルカス」です。


元ナイスのキース・エマーソン、

キング・クリムゾンのグレッグ・レイク、

元アトミック・ルースターのカール・パーマー。

このそれぞれ名の通った3人のミュージシャンによって

1970年に結成されたスーパーバンドがEL&Pです。


今回紹介する「タルカス」は結成の翌年、1971年に発表された

2ndアルバムとなっておりますが、実質的には先にライブレコーディングされた

クラシック曲のカバー「展覧会の絵」に続く作品となっております。

(「展覧会の絵」はこのアルバムの制作が始まっていたので本来リリース予定がなかったのが

海賊版流通で急遽リリースすることになった作品だったりもいたします)

エマーソンの演奏するムーグ・シンセサイザーが大きくフィーチャーされた作品となっており

(シンセサイザーを「楽器」として起用したはしり、ということです)

キーボード、ベース兼ヴォーカル、ドラムという編成でありながら

とても鮮やかな音色の作品となっております。


表題曲は組曲「タルカス」として

ジャケットに描かれているアルマジロ戦車怪獣・タルカスの物語が描き出されております。

火山から産まれ、大地を駆け、怪物・マンティコアと遭遇し、戦い、海へと向かう

まるで怪獣映画を見るようなスリリングでスケール感溢れる音世界が広がっており

2010年には吉松隆によって編曲され、東京フィルハーモニー管弦楽団によって

クラシックアレンジされたアルバムも発売されております。

一方、組曲「タルカス」以外の曲に目を向けてみると

ストレートなロックンロールあり、キーボードを中心としたプログレッシブな曲もありと

彼ら3人の個性をそれぞれ発揮したバラエティ豊かな構成になっております。


ギターレスのトリオ編成でありながら、ハモンドオルガンの音を歪ませることで

メロディにハードロック感を出していったり、

「展覧会の絵」でもわかるようにクラシック音楽に深い造詣を持っていたりと

キース・エマーソンが一番のフロントマンであるような感覚も受けますが、

グレッグ・レイクの声、そしてベースサウンドもバンドの重要要素であり

3人の誰が欠けてもこのサウンドは成立しなかったんだなぁと

聴くたびに思わされる作品となっており、

何度聴いても新たな発見に出会える1枚になっております。


この後は3人の方向性の違いなどが鮮明となっていき、

1980年には正式に解散。

パーマーはASIAを結成して世界中で大人気となり、

エマーソンとレイクはコージー・パウエルを加えた

Emerson,Lake & Powell(こっちも略称はEL&P)として再結成を行ったり

92年には元の3人で再結成を行ったり、

2004年にはエマーソンが「ゴジラ FINAL WARS」の音楽を担当したりと

いろいろと紆余曲折を抱えつつも時に再結成、時に個人で音楽活動を続け、

2010年の一夜限りの再結成を最後に、ELPとしての活動をもう行わないことを宣言。

40年にわたるバンドの歴史に(何度目かの)幕を下ろすことになりました。


キング・クリムゾン、ピンク・フロイドに並ぶプログレ界3大バンドとして

外せないバンドと言われる理由が、この「タルカス」と、「展覧会の絵」を

聴いていただければお分かり頂けるようにも思います。

まだ聴いたことのない方には、ぜひ聴いてほしい1枚です。



 

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ジャンル : 音楽

036/100 Led Zeppelin「How The West Was Won」

36枚目のセレクトは、Led Zeppelinのライブアルバムです。

1stから4thまでのどれを選んでもいいし、

逆を言えばどれも選べないというそんな状態の中、

このライブ盤を再聴して「これだ!」と思い

今回のセレクトとなったわけです。


エリック・クラプトン、ジェフ・ベックに続いてヤードバーズのギタリストとなった

イギリス3大ギタリストのひとり、ジミー・ペイジ。

しかしバンドは崩壊寸前、メンバーは続々と脱退し、

新メンバー集めは難航、スタッフに対しても不信感を持っていました。

そんな中、誘ったメンバーから代わりにと紹介を受けた

ロバート・プラントと出会い、別バンドにいた彼を引き抜き。

プラントの紹介でジョン・ボーナムと出会い、難航しながらも引き抜きに成功。

そしてベーシストの脱退により、アレンジャー/スタジオミュージシャンとして活躍していた

ジョン・ポール・ジョーンズが加入したことで、実質新バンドとしての

「ニュー・ヤードバーズ」が誕生。

ヤードバーズのレコード会社に対する不信を持っていたペイジは、

契約満了とともにバンド名を「レッド・ツェッペリン」に変更し

1969年1月にレコードデビューを果たします。

そして10月発売の「Led Zeppelin II」で

ビートルズのラストレコーディングアルバム「Abbey Road」を抜いての

チャート1位を記録し、「ハードロックの時代」の訪れを宣言したわけです。


結成の経緯からも分かるように、4人ともが一流のプレイヤーであったため

その高い演奏力に支えられた、激しく、重く、ブルースのいなたさももった楽曲は

ジェスロ・タルやディープ・パープルブラック・サバスとともに

ビートルズやストーンズとは違う新しいロック・ミュージック・・・

ハードロックというジャンルを形成することになります。

ドラッグカルチャーや神秘主義などとも結びつき、

テレビ出演を嫌う代わりにライブをたくさん行うことで人気を高め、

ツアー先での数々の武勇伝(というかご乱交(笑))が話題になるという

いわゆる「ロックスター」のイメージを作り上げたのも彼らなのですが

歌詞に社会批判などのシリアスなメッセージを盛り込むアーティストや

(ある意味)テクニックを否定したDIY感覚が売りのパンクロックの台頭により

流行としてのハードロック・ムーブメントはしぼんでいき

80年代のヘヴィメタルやいわゆる「産業ロック」としての復権を待つことになるわけです。


1971年にリリースされた「Led Zeppelin IV」(フォー・シンボルズ)には

彼らの代表曲「Stairway to Heaven」「Rock and Roll」「Black Dog」などが

収録され、このアルバムを引っさげてのワールドツアーが

翌72年に(最後になってしまった2度目の来日公演を含め)行われました。

その中でのアメリカ・LAフォーラムとロングビーチ・アリーナでの公演が

31年の時を経て2003年にリリースされたのがこのアルバムです。

(ペイジによる秘蔵映像のDVD化の副産物的タイトルでもあります)

翌73年にプラントが喉を痛めてしまい、その歌唱力を損なってしまう前の

全盛期の彼らのライブを聴くことができる作品となったわけです。


彼らのライブではインプロヴィゼーション(即興)で楽曲が長くなったりということが

多かったわけですが、もちろんこのアルバム収録ナンバーもそうなっており

「Since I've Been Loving You」は8分超、「天国への階段」は9分半、

「Moby Dick」は19分半(!)、「Whole Lotta Love」は23分(!!)、

「Dazed And Confused」にいたっては25分半(!!!)という

魂の篭りまくった演奏を楽しむことができます。

そしてこのアルバムで一番驚くのはその異常な高音質とともに

(ペイジは当時からレコーディング音質にこだわる人でした)

2会場(さらに一部、他会場の音源も使っているようです)の

ライブ音源の編集盤であるにも関わらず

1公演での1本のライブをそのままノーカット収録したかのような

その空気感というか「間」の完璧さです。

この「間」を味わうためだけでも、バンドやっている人は

CD3枚、合計2時間半の時間を費やす価値はあります。


プラントの喉の悪化や自動車事故、息子の病死といった不幸な要因で

73年以降はライブ本数がどんどん減っていき、

その分スタジオワークを中心にした活動になっていったわけですが

80年のジョンの死(酔って寝て吐しゃ物を喉に詰まらせる事故)で

「彼に代わるドラマーはいない」と解散を発表、

(82年のラストアルバム「Coda」は未発表曲集)

その後は時折ジョンの息子・ジェイソンをドラマーに迎えて再結成を行ったり

ペイジ・プラントとして中近東音楽に傾倒した作品を作ったり、といった

そんな形での活動を行っております。

(ペイジの北京オリンピック閉会式でのパフォーマンスもまだ記憶に新しいですね)


『世界最高のバンド』のもっとも輝いていたころのパフォーマンスを

ぜひ堪能してみてくださいませ。





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028/100 The Reign Of Kindo「EP」

28枚目はこの1枚を。

The Reign Of Kindoの「EP」です。


ジャンル的に分類すると「エモ・ロック」。

エモーショナルなメロディにロックの疾走感をプラスしたジャンルであり

今作もジャジーなピアノサウンドが

ロックのリズム隊+ギターとひとつになることで

叙情的でありながらスピード感のあるサウンドとなっています。


彼らはThe Day & Ageというエモバンドからヴォーカルが脱退し、

残されたメンバーたちで結成したバンド、という背景があるわけですが

その第1弾となるこの作品は、そんな結成の経緯からの再スタートにむけた

彼らからの「前進の意思」と、その底に残るメロウな心境を

美しいメロディと切れ味の良いリズムで表現した6曲となっています。

(うち1曲はイントロダクションではありますが)


「Needle & Thread」「Hard To Believe」「Just Wait」と

疾走感を感じつつもメロウな質感を持った3曲に続く

「Do You Realize」「One Man Parade」の静かさと穏やかさのもつ

深い青のもつ陰影のような感覚、と

まさに「エモーショナル」という言葉にふさわしい彼らの音楽は

本国よりも日本でより高い評価を受けている、というのも

またうなずける話でもあるように思います。


現在は2枚のアルバムと1枚のクリスマスEPを

ほぼ年1枚ペースでリリースしておりますが

今後もまた、彼らのもつ深い陰影を持った疾走感を

味あわせていただきたいものです。



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