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042/100 Brand New Heavies「Brother Sister」

本家「1Day,1Disk」が1000枚到達してずいぶん経つわけですが

こちらのほうの更新が1か月以上止まっておりました。申し訳ない。


というわけで久々の更新はアシッド・ジャズムーブメントが産んだ名盤

Brand New Heaviesの3rdアルバム「Brother Sister」です。


アシッド・ジャズとはレーベルの名前であるとともに、

80年代後半から巻き起こったクラブジャズムーブメントの名前でもあります。

80年代頭からクラブにおいてジャズをかけて踊るイベントが始まり、

その中でジャズ・ファンクやソウル・ジャズ、ファンクやラテン、

ジャズをサンプリングしたヒップホップなどが混然一体となり

80年代半ばにはこれらの現象に「アシッド・ジャズ」という名前が付けられ

87年にエディ・ピラーとジャイルズ・ピーターソンによって

「アシッド・ジャズ・レコード」が設立、JamiroquaiやIncognito、Omarに

今回のBrand New Heaviesなどがこのレーベルからリリースされ

世界のダンスフロアを沸かせていくことになります。


そしてBNHの歴史について、ですが

80年代にBrother Internationalというインストアシッドジャズバンドとして結成され、

レコードデビュー契約時にBrand New Heaviesに改名。

90年にCooltempoレーベルからデビューし、

同年にアシッド・ジャズから1stアルバム「Brand New Heavies」をリリースします。

そしてアメリカではDelicious Vinylレーベルと契約して

アメリカリリースを行っていくわけですが、このアメリカでの契約には大きなおまけがついてきました。

Delicious Vinylからメジャーデビューしていた女性シンガー、

エンディア・ダヴェンポートが加入することになり、1stアルバムのヴォーカルを差し替えて再リリース、

「Never Stop」などがヒットシングルとなります。


続く92年の2ndアルバム「Heavy Rhyme Experience Vol.1」では

ヒップホップとの融合を図り、女性ヴォーカルを廃して

ギャングスタ・ラッパーたちとの共演を行います。

そして2年の製作期間を経てリリースしたのが今作でございます。


エンヴィアのヴォーカルが大々的にフィーチャーされた今作では

「Dream on Dreamer」、Maria Muldaurの73年のヒット曲のカバー

「Midnight At The Oasis」が代表的なヒット曲となり

(アメリカ盤(下リンクでのジャケットの人数の多いほう)では

「Midnight~」は未収録となっていますので注意)

それ以外の楽曲も70年代ファンクの風味を

90年代の空気にうまく翻訳した、おしゃれでポップ、

スローでありながらも自然に体を揺らすようなナンバーとなっており

特にホーンセクションとベースの生み出すグルーヴ感が

このバンドの最大の魅力といってもいいと思います。


このアルバムをリリース後、エンヴィアは自身のソロアルバムを作るため

BNHを一時脱退、残ったメンバーは新ヴォーカルを加入させてリリースを続けますが

2006年にエンヴィアの復帰が実現します。


アシッド・ジャズムーブメントの終了とともに

影の薄くなってしまった感もある「時代の華」的なアーティストではありますが

今聴きなおしてみてもそのグルーヴ感とポップセンスは

時代を超えて通用する作品であり、

90年代カルチャーを代表するアルバムのひとつ、として

これからも聴かれ継いでほしい1枚としてセレクトしてみました。



 
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032/100 Fatboy Slim「HALFWAY BETWEEN THE GUTTER AND THE STARS」

32枚目のセレクトは、ビッグビートというジャンルを代表する

ノーマン・クックのプロジェクトであるファットボーイ・スリムの3rdアルバム

「HALFWAY BETWEEN THE GUTTER AND THE STARS」です。


ギターポップバンドのベーシストから数々のDJ活動を経て

ハウスとロックの融合的なサウンドを作り上げていった彼。

(もともと「Big Beat」というのも彼のイベント名からの命名だそうです)

「The Rockafeller Skank」「Right Here, Right Now」と

その2曲を収録した2ndアルバム「You've Come A Long Way,Baby」の大ヒットから

アンダーワールド、ケミカル・ブラザーズとともに

このジャンルの世界的な代表格となっていきます。


そんな2ndの大ヒットを受けた今作。

ブーツィー・コリンズやメイシー・グレイなどのゲストを迎え、

聖も俗も、静寂も混沌もいっしょくたにした

楽曲単位で聴けばバラバラな、それでいて全体を通して聴くと

不思議な一体感を感じる有機的な感覚の1枚となっております。


「Talking 'bout My Baby」や「Sunset(Bird Of Prey)」のような

静謐な雰囲気の漂うナンバーがあるかと思えば

フロアを熱狂の渦に叩き込む「Ya Mama」や「Retox」

「Weapon Of Choice」といったナンバーもあり

それらがお互いを引き立てあうように配置された構成は

さすがにコンポーザーである前にDJであるんだなぁ、と

改めて思わされたアルバムでありました。


次作「Palookaville」では今作に続いてのブーツィーや

blur、ゴリラズのデーモン・アルバーンといったゲストを迎えての

生音志向を強めた作品になっており、

そういう意味でも今作はターニング・ポイントとなる1枚だったのかな、と

思える重要な作品であったと思います。




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008/100 Underworld「A Hundred Days Off」

少し間隔が空いてしまいましたが

8枚目にご紹介するのはアンダーワールドの「A Hundred Days Off」です。

「1Day,1Disk」では215枚目の紹介となっております。


カール・ハイドとリック・スミスの二人組ユニット、が現在の彼らの形態ですが

もともとはFreurという4人+映像作家のバンドであり、

86年にアンダーワールドに改名、2枚のアルバムをリリースするも

91年にレコード会社の契約を打ち切られ、バンドとしてのアンダーワールドがここで終わりを告げます。


カールとリックの二人に加え、テクノDJであるダレン・エマーソンの加入により、

テクノユニットとしての彼らの活動が始まります。

93年に1stシングル「mmm skyscraper i love you」をリリース、

2ndシングル「rez」が世界中のクラブで大人気となる中、

1stアルバム「dubnobasswithmyheadman」をリリース。

95年のシングル「Born Slippy Nuxx」が映画「トレインスポッティング」で使用され

彼らの知名度は一気に高まることになります。


3rd「Beaucoup Fish」、ライブDVD「EVERYTHING,EVERYTHING」をリリース後

ダレン・エマーソンが脱退したことで二人組になった彼らがリリースしたのが

この「A Hundred Days Off」になります。

リードトラック「Two Month Off」に代表されるようにミニマルな音と

キャッチーなリズムトラックにより導かれる

「積み上げられる高揚感」がこのアルバムを貫く特徴であると思います。

ダレンの脱退によりサウンド面での弱体化を心配する声もありましたが

どの楽曲を切り取っても幻想的で魅惑的、

そしてなんといっても身体が勝手に動き出すようなリズムに

魅了されてしまうアルバムとなっています。


特に頭3曲・・・「Mo Move」~「Two Month Off」~「Twist」の流れは

美しく、どんどんと音が積み重なっていく中でそれに比して熱量が高まっていく

彼らの音世界の魅力を最大限に引き出したナンバーであると思うのです。

もちろんそれ以外のナンバー・・・「Sola Sistim」や「Little Speaker」、

「Dinosaur Adventure 3D」なども「積み重ねの魅力」に溢れており

さらにそこに乗るカール・ハイドのまるでシャーマンのような声も

トリップ感覚を楽しむための重要な要素となっております。


デザイナー集団「tomato」のメンバーでもあり、

ビジュアルイメージも込みで楽しめる世界を作りあげる彼らの音の世界に

どっぷりと浸かりたくなる、そんなアルバムといえそうです。



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004/100 Jamiroquai「Emergency On Planet Earth」

「聴いておくべき100枚のディスク」4枚目は

ジャミロクワイの1stアルバム。

「1Day,1Disk」では431枚目の紹介となった作品です。


1992年、アシッド・ジャズからリリースされた「When You Gonna Learn」で

イギリスのクラブシーンを沸かせた彼ら。

ジャズ、ソウル、ファンクのフレーバーを巧妙に混ぜ合わせ、

「いつになったら気付くんだい?」と環境に対する警告を投げかけるその曲は

世界中で話題となりました。

そして、ソニーとアルバム8枚の大型契約を結び、

最初にリリースされたのがこの1stアルバムになります。

そのバンド名はジャムセッション+イロコイ族(ネイティブアメリカン)から。

シンボルマークとして角の生えた男のマーク(メディシンマン)を用い、

フロントマンであるジェイ・ケイはジャージにスニーカー、派手な帽子姿という

ビジュアル面での印象も強い存在でした。


『地球が緊急事態』と題されたこのアルバムには

環境保護や反戦といったメッセージが満ち溢れておりますが

メッセージアルバムにありがちな押し付けがましさ・暑苦しさは感じず

あくまでクラブ・ミュージックとしてのかっこよさ・快適さ・美しさを高レベルで追求し

それに乗せてスムーズにメッセージを語る、というところが

このアルバムの、そして彼らの持っていた「凄み」だと思います。


そして打ち込み全盛だった当時のクラブミュージック界において

生バンド演奏でこれだけのクオリティを出していることに驚かされます。

そしてそれに乗るジェイ・ケイのヴォーカルも

マイケル・ジャクソンやスティーヴィー・ワンダーを彷彿とさせる

白人とは思えないファンキーさをかもし出しております。

民族楽器であるディジリドウなどを効果的に使った音作りも

彼らの持ち味であるといえそうです。


楽曲単位で見ると、シングル曲であった「When You Gonna Learn」や

「Too Young To Die」、表題曲となった「Emergency On Planet Earth」といった

4~5分前後の曲のキャッチーさと並び、

8分を越える「Blow Your Mind」、10分を越える「Revolution 1993」といった

長尺の曲の印象も強く感じます。

長い曲でもダレを感じさせず聴き入らせてしまう演奏力は

どうしてもジェイ・ケイのみにスポットがあたりがちな彼らが

(この当時は)しっかりとバンドだったのだな、と実感できます。


この後の彼らは3rd「Traveling Without Moving」でアメリカでもヒットし

その後はメンバーチェンジ、打ち込み導入とサウンドのスタイルを変えていくと同時に

メッセージ性を薄めていき、またジェイ・ケイのスポーツカー好きも有名になることで

『環境保護を訴えるシンガーがガソリンを喰うスポーツカーを乗り回すのはいかがなものか』的な

そんな扱いをうけることになったりもするわけですが、

契約満了に伴う移籍を経た今も(しばらく製作期間は開きましたが)活動を続けております。


『90年代のスーパースター』として外すことのできないアーティストであるだけでなく、

現在この1stを聴いても、まったく古びないことにも驚かされます。

その原因はやはり「生演奏」のクラブジャズであること・・・

ダンスミュージックであるとともに、ジャズとしても聴けることが

このアルバムがいつまでも古びない理由なのかな、と思ってみました。



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