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005/100 TOKYO No.1 SOUL SET「TRIPLE BARREL」

5枚目に紹介する作品は、TOKYO No.1 SOUL SETの初のフルアルバムです。

ラッパー(というよりポエトリー・リーディング)のBIKKE、

ギターと歌の渡辺俊美、DJの川辺ヒロシの3人による

ヒップホップという枠を飛び越えた3人組。

最初はBIKKEとMC DRAGON(後のDJ DRAGON)の2人組からスタートし

4人組での活動からDRAGONが脱退、

ミニアルバム「PURE LIKE AN ANGEL」から3人組となりますが

江戸屋レコードへの移籍、シングル「ロマンティック伝説」から

そのスタイルを大きく変えることになります。

文学的な詩をリーディングし、バックトラックもヒップホップ的ではない

サンプリングを生かした作風となり、

J-RAPといわれるものやハードコアなものとも違う系統・・・

文学的ポエトリーリーディングロック、ともいえるものに変貌していったのです。

そして先行シングル「黄昏'95~太陽の季節」ではそこにフォークの要素を取り込み、

今回紹介する「TRIPLE BARREL」へと繋がっていったわけです。

(ちなみに「1Day,1Disk」では490枚目の紹介となっております)


「黄昏'95」「ダンシング・マッシュルーム」の酔いどれた疾走感、

「JIVE MY REVOLVER」「ロマンティック伝説」「MORE BIG PARTY」の

内性的かつ文学的なリリック、

「O'TAY」「もう少しだけましな理由」「PLAY」の穏やかな空気と

彼らの魅力をそれぞれ発揮したナンバーが揃っており、

外資系レコード店を中心にプッシュされる1枚となりました。

バブルが弾けたあとの不安感や閉塞感をサウンドやリリックに反映させた同時代性に

深い文学性やフォーキーな温かみといった普遍性をもったこの作品。

リリースは16年前ですが、そこに描かれたものは決して色あせることなく

再生するたびにその薄暗くほのかに暖かい世界へと導かれていくのです。


その後の彼らはよりフォーク路線、というか俊美の歌をメインにした「Jr.」、

レーベル移籍後、この方向性の集大成的な形となった「9 9/9」、

しばしの活動休止と各人の別活動・・・BIKKEのNathalie Wise、俊美のZOOT16等を経て

テクノ的な方向性を強めた「OUTSET」、

エイベックス移籍後どこかコンセプトアルバム的な趣も感じる「No.1」、

ポップ感を強めた「Beyond The World」、

女性ヴォーカルをゲストに迎えた20周年記念カバー盤「全て光」などをリリースし

どれも彼ら以外に作れない音楽として、聴き逃せない作品となっております。

ベストも活動再開時の「Dusk & Dawn」、20周年記念盤「BEST SET」と出ており

最初に手軽にキャリアを総括したい、という方にはおすすめできる内容です。


日本語ラップ界最大の異端、といってもいい彼らの音楽も、

この日本の音楽シーンを語る上で外せない1枚として、

今回100枚の中に選ばせていただきました。



テーマ : おすすめ音楽♪
ジャンル : 音楽

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