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024/100 Donald Fagen「The Nightfly」

いよいよ次で1/4。

年の瀬にご紹介する1枚はドナルド・フェイゲンの1stソロアルバム「The Nightfly」です。


ウォルター・ベッカーとともにスティーリー・ダンの中心メンバーとして活躍。

ライブ活動を停止し、スタジオで作りこんだジャズテイストの強い作品を生み出し

特に「Aja」は高い評価を得たアルバムとなりましたが

フェイゲンの完璧主義とベッカーのドラッグ問題から81年に解散を選ぶことになります。


81年のスティーリー・ダン解散後、82年にリリースされたのが

本日紹介する「The Nightfly」です。

アメリカンロックを基盤にもちつつも、ジャズやソウルなどのテイストを加え

都会的で乾いており、社会風刺的な色合いも強い

そんなAOR作品に仕上がっている1枚です。

また、初めてデジタル録音のみで作られたポップス作品でもあり、

その録音音質においても最高峰クラスの作品となっております。

(現在はさらに高音質のSACD盤も発売されています)


レコーディングに参加したミュージシャンも豪華で、

ギターにはラリー・カールトン、ホーンにはランディとマイケルのブレッカー兄弟、

ベースにはアンソニー・ジャクソンやマーカス・ミラー、

ドラムにはジェフ・ポーカロ、スティーヴ・ジョーダンなど

一流スタジオミュージシャンたちが多数参加しており、

フェイゲンの求める完璧な演奏を行っております。


1曲目「I.G.Y.」はかつてCMソングとしても使われておりましたが

1957年の国際地球観測年(International Geophysical Year)にまつわる

楽観主義を歌にしたものでした。

(これに関連してソ連は初の人工衛星・スプートニク1号を打ち上げ、

また、日本は南極に昭和基地を建設することになりました)

3曲目の「Ruby Baby」は56年のドリフターズ(当然、日本のほうに非ず)のカバー、

「New Frontier」は50年代の冷戦状態の悪化の中、

核シェルターでパーティーに耽る若者の姿を歌い、

タイトル曲「The Nightfly」はかつてのAM深夜ラジオ黄金時代を懐かしみ、

「The Goodbye Look」は旅行者の目から見たキューバ革命を描く・・・と

すべての曲が80年代の目で見た「50年代」をテーマに描かれており、

それがそのまま80年代初頭のアメリカへの批評的な視点になっているのが

楽曲面での特徴といっていいかと思います。


「完璧な演奏」と「完璧な録音」によって作られた

文字通り「完璧」に作りこまれたこの作品。

SACD盤(5.1chで楽しむこともできます)と通常盤では

バージョンの違いもありますので、できるだけいい再生環境で聴きたい

(もちろん、MP3に圧縮しても「いい楽曲」ではあるのですが・・・)

そんなアルバムとなっております。


それにしてもジャケットのいい男っぷり。

大人の男はかくありたい、と思わされる、ジャケットまでも「完璧」な1枚です。



 
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