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003/100 FISHMANS「空中キャンプ」

間隔がかなり開いてしまいましたが、これからは多少ペースアップをしたいと思っています。

3枚目のセレクトはFISHMANS5枚目のアルバム「空中キャンプ」です。

「1Day,1Disk」では624枚目に紹介した1枚となっております。


1987年、大学内のサークルメンバーで結成された彼らは91年にメジャーデビュー。

メンバーチェンジや制作体制の変化により、レゲエからダブ、エレクトロニカといった

より浮遊感のある音楽へとシフトしていくことになります。

そして今回紹介する「空中キャンプ」に始まる

「LONG SEASON」「宇宙 日本 世田谷」の世田谷三部作を作り

新作レコーディングを行いつつ、もうすぐ旧レコード会社から過去作ベストが出る、

そんな1999年3月15日。


作詞・作曲を中心になって手がけ、裏声を使った歌唱法で独特の世界を作り上げていた

ヴォーカル・佐藤伸治が33歳の若さで病死。

中心メンバーを失った彼らは活動を休止することになります。


2005年、RISING SUN ROCK FESTIVALで佐藤の代わりに

多くのゲストヴォーカルを加える形での再結成を行い、

その後も数年に一度の割合でゲストシンガーを迎えた再結成を行っており

2011年には「FISHMANS+」として震災チャリティーライブを行うほか

ベスト盤『宇宙 ベスト・オブ・フィッシュマンズ』にデモとライブテイクが収録されていた

佐藤が最後に作った曲である「A PIECE OF FUTURE」を配信限定でリリースし、

その収益を義捐金に充てるという活動を行っておりました。


そしてこの「空中キャンプ」はポリドールへの移籍第1弾であるとともに

キーボード担当のハカセの脱退により、サポートメンバーであった

小暮晋也(ギター、ヒックスヴィル)やHONZI(キーボード・バイオリン)が

レコーディングに参加するという新体制のもとで作られた作品でもあります。


「ずっと前」、「BABY BLUE」、「SLOW DAYS」、「SUNNY BLUE」、

そして彼らの代表曲のひとつ「ナイトクルージング」を経て

「幸せ者」、「すばらしくてNICE CHOICE」、「新しい人」の全8曲。

そのすべてにおいて、ジャケットそのままの浮遊感や

イントロの最初の音から彼らの世界にぐっと引き込まれていく感覚、

茂木欣一(現・東京スカパラダイスオーケストラ、So many tears)と

柏原譲(現・So many tears、Polaris、OTOUTA)による抜けのいいリズム、

レコーディングエンジニア・ZAKによるサウンドの設計の巧みさ・・・

そしてなによりも、佐藤伸治の声とことばの魅力が溢れております。


アルバム1枚で1曲を表現した「LONG SEASON」や

最終作となってしまった、さらに深みを増した「宇宙 日本 世田谷」、

さらには初期の作品にもそれぞれ魅力がありますし、

数々のベスト盤(とくに「空中」「宇宙」)も、

ライブ盤「8月の現状」も、どれも100枚の中に選びたいのですが

「聴いたことのない人に彼らの魅力に触れてもらう最初のオリジナルアルバム」という

そんな視点から考えるとやはり「空中キャンプ」かなぁ・・・と思うわけです。

(特に「宇宙 日本 世田谷」とはどちらを選ぶか本当に迷いましたが、

世田谷三部作は順に聴いて欲しいという気持ちもあって。)


文学的であり絵画的。

ゆっくりと歩くリズムにも似たそのサウンドに揺らされてみてください。





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