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049/100 B'z「The 7th Blues」

9月21日はB'zデビュー記念日、23日は稲葉浩志の誕生日、ということで

7枚目と同じ書き出し・・・というか1年で42枚・・・)

今回はB'zを、と思ったのですが

25周年目突入、日本一売れてるバンドであり

中でも日本2番目に売れたCD(「Pleasure」)もあるしな・・・と

選ぶタイトルに迷っていたわけですが、

一番個人的な思い入れが強い作品を、と思いまして

94年の作品である「The 7th Blues」を今回は紹介いたします。


個人的な思い入れ、の側面は上のリンク(「1Day,1Disk」100枚目!)を

参照していただくことにいたしまして、まずはB'z史概略を。

「クリィミーマミ」ED曲「LOVEさりげなく」でレコーディングデビューし

ジャパメタブームの中でスタジオミュージシャンとして活躍、

特に浜田麻里のツアー・レコーディングサポートとして有名となり

鳴瀬喜博らとのセッションバンド「うるさくてゴメンねBAND」や

TM Networkのツアー・レコーディングサポートとして

「TMのマスコットボーイ」として高い人気を経た松本孝弘が

パーマネントな活動を行うバンド(ユニット)としてシンガーを探し、

ビーイング音楽振興会(ビーイングの音楽学校)でレッスンを受けていて

松川RAN敏也のソロアルバムに(学生だったので)覆面シンガーとして参加し

プロデビューに向けてT-BOLANなどとの対バンイベントを行い

作詞・作曲家としても前田亘輝ソロアルバムに参加していた

(このアルバムには松本も参加)稲葉浩志と結成し、

88年9月21日にシングル「だからその手を離して」、アルバム「B'z」でデビュー。

同年5月に発売された松本の1stソロアルバム「Thousand Wave」より売れず

オリコン集計外でのデビューという形となりましたが

89年のミニアルバム「BAD COMMUNICATION」がディスコへのサンプル盤配布、

CM(富士通FM-TOWNS)でのオンエアや有線リクエストからじわじわと話題になり

90年のシングル「太陽のKomachi Angel」で初のオリコン初登場1位を獲得、

その後は出せば全ての作品がほぼ1位、

その高い演奏技術と派手な演出・・・日本では数少ないスタジアム級ロックバンドとして

ライブチケットも完売が続き、このブログを書いている現在はアメリカツアー中です。


90年から人気に火が付き、タイアップ・カラオケボックス普及と結びついた

CD市場のバブル的な膨らみの中で、デビュー時のデジタルサウンドをどんどん削り落とし

91年の「IN THE LIFE」、92年の「RUN」でロック路線を確立、

他の同じビーイングのバンド・・・T-BOLANやWANDS等との差別化を図るためか

よりハードでブルージーな路線へと転換していくことになります。

(これは本人たちの音楽性とともに、事務所の方針というものも大きく

1年に及ぶこの94年のツアー中、『髪を切ることに事務所NGが出た』そうです)

その中で発売された2枚組・全20曲・5500円という大作が

この「The 7th Blues」でした。

『通常のアルバム2枚分だからお得だろ?』と言わんばかりの価格、

(Guns'N Rosesの「Use Your Illusion」を意識?)

エアロスミス的なロゴデザインに革張り風のデザインの箱と

「カラオケ受けするポップなロックユニット」というイメージに

真っ向からぶつかるようなアートワーク。

こんなアルバムでも100万枚以上売れたんですから

当時のCDバブルというのはすごかったんだなぁと再認識できます。


サウンド面は、ボン・ジョヴィやグリーン・デイなどを手掛ける

クリス・ロード・アルジとその弟であるトム・ロード・アルジによるミックスが行われ

へヴィでありながらもすっきりとした音像が作られており、

「RUN」での「ミックスがしょぼすぎてサウンドの魅力が伝わらない歯がゆさ」が

大きく改善されたのはいいことだったと思います。

(B'zの初期アルバム、リマスター再販するべき時期は来ていると思うんですが)


「青盤」ことDisc1からさっそく再生してみると

電話とB'zについて話す外国人の会話(ロード・アルジ兄弟の会話?)から

ジャジーなオルガン+ブラスのイントロの「LOVE IS DEAD」。

B'zの持つジャジーなサウンドの根底には、松本のミューズ音楽院時代の

ジャズに関する学習の成果があるわけですが

前作であるAOR風味のコンセプトミニアルバム「FRIENDS」と今作で

そのジャズテイストの魅力が前面に出てくるようになったのは

彼らをただの一過性のロックアイドルにしなかった部分であると思います。

続く「おでかけしましょ」ではスカのテイスト、

「未成年」では後の稲葉ソロに通じる詞世界が、

「闇の雨」では優しい質感のバラード・・・と

1曲ごとに多彩な表情を見せつつも

松本孝弘が弾き、稲葉浩志が歌えばそれがB'z、という

B'zとしての「ゆるぎないもの」が出来上がったのが

この時期だったのかもしれない、とも思いました。

雄大なスケールの「赤い河」、そしてアメリカンな肌触りの「WILD ROAD」で

このDisc1は締めくくられます。


そして「赤盤」ことDisc2は先行シングルであり、ドラマ主題歌としてリリースされた

「Don't Leave Me」で始まります。

このブルージーなロックバラードで始まる2枚目は、

ツェッペリンを引用した「Sweet Lil' Devil」、

アーバンでメロウなレアグルーヴ「THE BORDER」と

さらにバラエティ豊かになる一方で

1stシングルのカップリング曲であった「ハートも濡れるナンバー~Stay Tonight」の

英詞セルフカバー「SLAVE TO THE NIGHT」に

(アレンジは93年のライブ「Pleasure'93 JAP THE RIPPER」で披露したバージョンが元)

ブルージーにカバーされた91年のポップなナンバー「LADY NAVIGATION」といった

過去のナンバーを現在の解釈でカバーする楽曲が入っているのも特徴であり

その一方で過去の日本のブルースナンバーに目くばせするような

「もうかりまっか」といった遊び心のあるナンバーに

「春」のような切ないナンバーも収録、

そしてアルバムを締めくくるのは

ビートルズの「Hey Jude」を彷彿とさせるコーラスの

「farewell song」。


このアルバムと1年に渡るツアー「The 9th Blues」、

そしてシングル「MOTEL」で94年のB'zの活動が終り、

この年を最後に制作チーム「B+U+M」を解体。

翌95年からは新体制での制作を行うこととなります。

アレンジャーから明石昌夫が外れ、稲葉がアレンジに参加するようになり

「ねがい」「love me,I love you」「LOVE PHANTOM」、

そしてアルバム「LOOSE」と新たな代表作を生み出すことになり

「7th」でのハードな路線で離れ気味だったファンを引き戻すことにもなるのですが

94年時点での「やりたい音楽」をすべて詰め込み、

それを稲葉の声と松本のギターでB'z色に染め上げ、

その上でハードな手触りに仕上げたこのアルバムは

発売から18年が過ぎても聴くたびに新たな発見があるような

そんな魅力に溢れた作品であり、

「なぜ彼らは日本の音楽シーンの頂点に居続けられるのか?」の

回答例ともなりうるアルバムだとも思っています。

ベスト盤しか聴いていない、という方にも聴いてほしい、そんな2枚組です。



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